至天の世界における『死』とは
ネタバレ記事です。ヒーローズ3部の最新のメインストーリーを読んだ人向けです。
クッション用の画像です。気にしないでください。スマホからだとサムネイル変更できないのでしょうか…
本題に移ります
第三部にて、現在アルフォンス一行のいるアスク王国が【心臓】の儀が執り行われた本軸よりも数年後の世界だということが判明しました。
また、リーヴの正体が初代アスク王国その人でなく異界のアルフォンスであることも判明しました。
この衝撃の事実と覚醒子世代を重ね合わせてくるのがヒーローズったら憎らしいこと…
最後の種族なんて初見ではただのシャンブレー登場回だな!思わせておいてまさかのリーヴとのダブルミーニングになっているなんて…と気がついたら鳥肌が立っていました。
絶望の未来を阻止するべく未来からやってきた子供達と死の運命を変えるために暗躍(?)するリーヴが重なったようにも思えます。そう考えると、今回の新英雄が覚醒子世代じゃなかったら暴れ暴れ暴れまくれ!となっていたはず…
諸々の衝撃の事実にショックを隠せなかったのですが、それと同時に疑問点が幾つか出てきたので書き殴っていきたいと思います。
【心臓】の儀とは?
そもそも「心臓」の儀とは?
メインストーリーでは、
・ヘルを滅ぼせる唯一の方法
・エンブラ帝国の儀式
・禁を解かれた【心臓】は脈を打つたびに一人ずつ死に至らしめる
つまりクソやべえ儀式。エンブラなんでそんなヤバイのあるんですか!?
ただ、至天の世界では死んだ者は等しく死の王国へ行くことになるはずだが、ヘルが滅びたとしたら一体どこへ行くことになるのだろうかという疑問もある。
それはさておき、【心臓】とは何かと考えても、やはり人間の命ではないかと考えています。【炎】の儀や【氷】の儀でも供物は人の命でしたから、至天の世界の儀式は人命奪いがちですね。こわい…
【心臓】の担い手とは?
上記で述べたように【心臓】が人の命だとするならば、これは三人ほど候補が挙げられます。一人はアルフォンス、二人目はヴェロニカ、三人目はシャロンです。
儀式が執り行われた世界では、ヘルが滅びたもの大地のすべての生命が失われていること、そして生き残りが現時点ではスラシルとリーヴ(アルフォンス)だということを踏まえて話していきます。
アルフォンスの理由はやはり見た目。死者を想起させる温かみのない肌の色(顔面だけでしか確認できないけとまと…)や生者とも思えない骨が透けて見える肉体から、これは【心臓】の儀の代償なのではないかと推測される。
ヴェロニカもアルフォンス同様の理由です。そしてスラシルもアルフォンスと同じく、正体はヴェロニカのはずです。
また、儀式がエンブラに伝わるものという点でもヴェロニカの線は十分あると考えます。
ただ、アルフォンスorヴェロニカのどちらか一人が【心臓】の役割を担ったものだとすると、片方の見た目の理由がつけられないですし、また書物には「滅びの淵にあった我ら(アスク)はエンブラと結び…」と書かれていたため、アルフォンスとヴェロニカの両方が儀式を執り行ったと考えるのがよさそうです。
三人目のシャロンですが、これは深読みオタクの戯言感マシマシなので少し区切ります。
シャロン=エイルの可能性
私が考えているのはシャロン=エイルだということです。
異界のシャロンは【心臓】となり、儀式の尊い犠牲者になりました。ここまではいいのですが、儀式により一人ずつ丁寧に死に至るものの、その死にゆく命は一体どこへ行くのか?儀式によりヘルが滅び、同時に死の王国もなくなるわけですから、至天の世界における死者はどこへ行くのか?という疑問をここで再浮上させます。
そして、エイルにはいくつもの命がある(あった)、ということを思い出していただきたい。
なぜエイルにいくつもの命が備わっているのか?それは【心臓】の儀によって心臓の役目を果たすシャロンに【心臓】の儀によって死んでいった命が吸収されていく、と考えることはできないだろうか?
そんないくつもの命を見に宿した存在こそがシャロンなのだと。
ここで、なんでシャロン?第三者でもいいのではないか?と思われそうですが、下記の理由から推測しています。
・エイルはリーヴがお供えをした「花」に見覚えがあること
・第三部メインビジュアルがシャロンの死を示唆(メインストーリーでシャロン死んでるみたいだよ〜で軽く流すには違和感)
・第三部オープニング冒頭のエイルが持つ花はシャロンが一番好きな花(推測)
・第三部オープニングで絶望的な表情のアルフォンスがリフィア(エイルの武器)に映り込んだ後、エイルの涙がリフィアにこぼれ落ちる
・第三部オープニングにてエイルが泣いている間アルフォンスとシャロンの二人の姿、(おそらく)シャロンが一番好きだという花が映る
・第三部オープニングのラストにいる屍の山の上のエイルとヘルは、エイルがシャロンの記憶を取り戻したためヘルを殺そうとしている?
といった理由からそうだと考えています。
オープニングでエイルが泣いていたのは儀式によって皆の命を奪ってしまったことへの後悔なのだろうか。改めてオープニングを見直すと心がギュッとしめつけられます。
ヘルとエイル
エイル=異界のシャロン、かつ異界のヘルはすでに滅んでいることを考えると、なぜ本軸にいるヘルは異界の存在であるエイルと共にいたのか?という疑問点が浮上します。仮に異界のシャロンだとするならば血のつながった親子ではありませんし、ヘルと言えども異界を跨ぐ力はないはずで、ヘル以外の第三者がしかけたと考えていいでしょう。ヘルが実はヘンリエッタでした〜!もさすがに無理がありますし…。
何者かからエイルの存在を知り手中に収めてエイル記憶を消したのもヘル。その無数の命を毎日刈り取ることで自身の力を強めていったのはメインストーリーでも語られています。
記憶を消したのは…そりゃあ…お前…
ヘルにチクったの誰だよ!
はい、これも私の中で二人候補がいます。一人目はロキ、二人目はスラシルです。
ロキはいくつもの異界を渡ることができることは戦渦のストーリーやドラガリコラボでもわかりますし、世界が混乱するさまを楽しむ狂人であることから、数年後の命が滅んだ異界のアスクでエイル(シャロン)を見つけ出し、本軸のヘルの元へ連れて行った。そしてエイルを殺すことで力をつけたヘルが本軸のアスク王国へ魔の手を伸ばした…。ロキならやりそうだなあ…本軸のヴェロニカにもちょっかい出してるしあやしい…。
スラシルはエンブラの「アスクを滅ぼす」という血の運命からそのように行動したと推測できます。
どういうことかというと、最近ドラガリのファイアーエムブレムコラボストーリーを見た方なら記憶が鮮明かと思いますが、エンブラの王族にはなぜかアスクを滅ぼすという一種の呪いのようなものがかかっています。
上記でも言ったとおりスラシル=異界のヴェロニカ、かつエンブラの血の運命から逃れられていないのであれば、スラシルとなった身でもアスクを滅ぼそうと行動を起こすのではないか?ということです。
ただ、エンブラにはアスクとは対をなすように扉を締める力を持っていますが、スラシルが異界から本軸の世界へ行くためにはアスクの人間によって扉を開けてもらわないと無理な話で、そうなるとやはりロキが絡むか、またはリーヴ(アルフォンス)が開けた扉を通るしか手は無いので、やや難しい話になっていきます。リーヴには自ら扉を開ける理由がないですし、姿が変わったとはいえヴェロニカがアルフォンスを騙すような子には思えないからです。
……なんてこと言ってますけど、第三部メインビジュアルの悪い顔したスラシルが黒幕では?としか思えない…ってのが一番の理由だったりします。それでいいのか?それでいいのだ。
ちなみに本軸では現在ブルーノがエンブラの血の運命を変えようと時々ウサギの格好をしたりで各地を旅していますけども…どうなることやら。
至天の世界の「死」とは
記事タイトルと同じですが、あらためて至天の世界の死とは不思議なものだなと考えています。そしてこの世界の召喚師の異端さも。
至天の世界の命は死によって死の王国へ行くことになり、死者とはいいつつもヘルの元で肉体を動かせる。
一方で、召喚師が召喚する異界の英雄に死は存在せず、死に等しい事柄が起こっても再びこの世界に存在できる。また、至天の世界の人間も召喚師の力によって至天の世界における生死の循環から抜け出せる。これは至天の世界からすれば異常すぎる。
そして至天の世界の人間ではない召喚師は果たしてこの至天の世界で死に至ることはできるのだろうか。
ヘルとは性質こそ違えども無数の命を使役できるという点では召喚師もヘルも似た者同士なのかなと…
頑張れアルフォンス
アルフォンス…君はいつも知恵と勇気で平和を勝ち取ってきたんじゃないか…!
【心臓】の儀以外にも何か道はあるはずだ…そうだ…頑張れアルフォンス…!
などというロードラゾンビなのでした〜(今日のわ●こっぽく)
ちなみにこれ書いていたらE3ニンテンドーダイレクトにむけての仮眠の時間がごりごり減りました。お゛の゛れ゛運゛営゛
みんなも深読みはほどほどにね。バイバーイ!(ポロンちゃん)